Q&A 2024-10-03T23:06:34+09:00

Q & A

6階受付・乳腺外科

◆クリニックについて◆

Q1 子連れでも大丈夫ですか?

お子様連れでも安心してお越しください。必要な場合、診察や検査の間は受付スタッフが対応していますが、ベビーカーでのお越しをお勧めしております。当院はバリアフリーとなっていますので、ベビーカーや車椅子でも安心してお越しいただけます。

Q2 乳腺外科と婦人科を同じ日に受診できますか?

両科の同日受診が可能です。婦人科の診療日が月・火・木・金の週4日となっています。乳腺外科はお着替えが必要になる場合があるため、基本的に婦人科を先にご受診いただきます。ご予約の際には先に婦人科の予約を、10分後以降に乳腺外科の予約を入れてください。

Q3 受付は何階ですか?

受付とお会計は6階です。婦人科受診の方、エムセラご利用の方も6階に直接お越しください。

Q4 クレジットカードは使えますか?

はい、クレジットカードをご利用いただけます。クレジットカード以外のキャッシュレス決済は、交通系も含めお使いいただけません。ご了承ください。

中山 紗由香医師

マンモグラフィ室

◆乳腺外科について◆

Q1 乳腺外科受診の際の注意点などありますか?

検診内容によって上半身のみのお着替えをお願いしています。上下分かれたお洋服でいらしてください。必要な場合にはおズボンのご用意もございます。

Q2 乳腺診療ではどんな検査がありますか?

当院ではマンモグラフィ検査と乳腺超音波検査を行い、当日結果をお伝えしております。マンモグラフィ検査単独では乳がんの検出率は7−9割、乳腺超音波検査単独で乳がんの検出率は7−9割と報告されています。マンモグラフィ検査と乳腺超音波検査を併用することで95%以上の乳がんを検出することができるため、当院ではこの2つの検査を併用して行うことをお勧めしています。

当院では特に超音波検査による診断に力を入れており、検査技師と画像検査を供覧し、必要時には同日に再度、乳腺医師が超音波検査を行いダブルチェックを行います。そのため、授乳中や妊娠中などマンモグラフィ検査を行えない場合でも安心してお越しください。乳腺超音波検査を中心に診察を行います。

また画像検査で悪性が疑われる場合は、当院で速やかに組織生検(または細胞診)を行います。乳房MRI検査や全身CT検査、PET検査などが必要な場合には外部の検査機関を予約し、検査結果は当院で説明いたします。

Q3 マンモグラフィ検査とは?

機械で乳房を薄く圧迫しながら放射線(X線)を照射して撮影する検査です。基本的には一方の乳房につき2方向撮影し、左右で計4回の撮影を行います。

しこりとして触れるよりも、早期乳がんのサインである石灰化の発見に優れています。特にしこりにはまだ至っておらず、石灰化のみで検出できる超早期乳がんはマンモグラフィ検査が有用です。さらにマングラフィ検査は唯一、乳がんの早期発見につながり、かつ生存率を改善させることが過去の調査で判明しています。

検査中は乳房が圧迫されるため痛みを感じることもありますが、圧迫時間は数十秒ほどです。是非リラックスして検査をお受けください。なお当院では検査中の痛みを軽減し、高精度の画像診断を行うため最新のデジタルマンモグラフィを導入しておりますが、ご不安な方は遠慮なくお申し付けください。放射線被ばくによる健康被害はほとんどありません。

マンモグラフィ検査で残念ながら病変が検出できない場合(特に若い方など乳腺が発達しており、高濃度乳腺の場合)があり、そのような場合にはマンモグラフィ検査と乳腺超音波検査の併用をお勧めしています。

近年では、検診(自覚症状がない場合)でも乳腺濃度に応じて超音波(エコー)検査を併用した検診が推奨されています。

Q4  超音波検査(エコー)とは?

専用のジェルをつけて、超音波を乳房に当ててその反射波を利用して画像を作ります。超音波検査はしこり(腫瘤)や乳管の中にできた病変を観察するのに適していて、触診では触れない小さなしこりを描出することができます。痛みや放射線被曝がありません。

早期乳がんのサインである石灰化の描出はマンモグラフィの方が優れています。

殿内 祐美医師

診察室

Q5 授乳中でしこりが消えません。どのような検査が必要ですか?

授乳期のしこりで最も考えられるものは、乳汁が溜まった袋(乳瘤)、または授乳期で硬く張った乳腺の一部であることが考えられます。授乳中の場合は超音波検査を行いますので、安心してご受診ください。

Q6 自己触診のやり方を教えてください

手の指を揃えて指の腹で小さな「の」の字を描くように乳房中心部から時計回りにゆっくりと外側に向かって触ります。クリームやオイルをつけて滑りをよくして行うのがお勧めです。また、乳頭部をつまみ分泌物が出ていないかの確認も大切になります。

Q7 家族歴があり心配です。検診はどのように行えば良いですか?

医師との問診の際に家族歴、過去の検査結果、服薬歴など確認させていただきます。自覚症状がある場合は保険診療となります。結果は当日ご説明させていただきます。

Q8 乳癌術後(10年以上経過)です。検診はどのように行えば良いですか?

自覚症状がない場合は自費検診となります。医師との問診の際にこれまでの経過について確認させていただきます。紹介状や画像データなどお持ちの方はご持参ください。

Q9 検査の前に何か制限すること、気をつけることはありますか?

特に検査前に制限することはありませんが、マンモグラフィ検査では乳房を機械で圧迫するため、痛みが不安な方は生理前の張った時期はお避けください。

佐々木 真衣検査技師

プライベートスペース

Q10 胸に痛みの症状があります。乳癌の可能性はありますか?

乳房の痛みのほとんどがホルモンバランスの乱れによって起こります。また乳腺の中に体液の溜まった袋(のう胞)があると、チクチクとした痛みの原因になることがあります。明らかなしこりや皮膚のひきつれ、分泌物を伴う場合はご受診をお勧めいたします。

Q11 MRI検査とはどのような検査ですか?

MRI検査は、他の検査では分からないごく小さな乳がんを見つけることができます。当院では実施できないため、専門機関へ検査を依頼し、検査結果については当院で行っております。

Q12 検診結果で要精密検査の結果が届きました。がんの可能性が高いのでしょうか?

20人に1人ほどと言われています。まずは早めにご受診することをお勧めします。

Q13 豊胸手術を受けています。乳がん検診を受けることは可能ですか?

はい、当院で対応可能です。術式に応じた検診方法をご相談いただけます。ただし、品川区乳がん検診はお受けいただけません。

Q14  家系内に乳がんの患者がいる場合、乳がんの発症リスクは高くなりますか?

親、子、姉妹の中に乳がん患者がいる場合、いない女性に比べて2倍以上、また祖母、孫、姪、おばなどに乳がん患者がいる場合は、いない女性に比べておよそ1.5倍の発症リスクであることが分かっています。

Q15 乳がんの症状にはどのようなものがありますか?

まずわかり易いのが「しこり」です。しこりは、手で感じることのできるかたまりのことで、多くは生理的な変化や良性の病気によるものです。乳がんのしこりは硬くごつごつしていますが、乳がんの種類によっては必ずしもそうとは限りません。その他に乳頭からの黄~茶褐色、または血の混ざった分泌物が出る、皮膚にひきつれやえくぼのようなくぼみができる、皮膚が赤くなる、痛みがある、乳頭が陥没してくるなどの個人差がありますので、生理周期に関係のないしこりなど、いつもと違うと感じた場合には乳腺外科を受診して下さい。

山ノ井 睦医師

婦人科受付・待合室

◆婦人科について◆

Q1 婦人科検査が初めてです。痛みはありますか?

内診の際はクスコという器具を使って腟内や子宮の入り口を見ます。超音波検査では腟内に母指程の太さの機械を挿入して行います。性交経験のない方や痛みについて不安な方は、小さいサイズのクスコを使用することもできます。また、お腹の上または肛門から超音波検査も出来ますので、ご不安な方は遠慮せずご相談ください。検査時は力を抜いてリラックスしていただくと痛みもほとんどなくできます。

Q2 生理期間を外して予約を取った方が良いですか?

細胞診・超音波検査ともに、生理中でも検査可能です。

Q3 ピルの処方はしていますか?

月経痛等の症状があれば保険適用のピル、避妊が目的の場合は自費ピルの処方ができます。それぞれ数種類ありそれぞれの特徴があるので、ご希望の方はご相談ください。

Q4 不正出血の症状があります。どのような原因が考えられますか?

多くは一時的なホルモンバランスが崩れた時に起こるものですが、子宮頸がんや子宮体がん、子宮の頸管や内膜のポリープなどの疾患の可能性もあります。数日続いたり、何度か繰り返すようなら受診をお勧めします。

Q5 更年期症状があります。どのような治療法がありますか?

漢方治療、ホルモン治療、それぞれの症状に対する対処療法がありますのでご相談ください。

Q6 子宮頚がんワクチンは受けた方が良いですか?

子宮頸がんや子宮頸部異形成は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が主な原因です。ワクチンを接種することで、がんの原因となるHPVのたくさんある型のうち数種類の感染を予防でき、ガーダシルは65%、シルガードは88%程度をカバーします。

小学校6年生から高校1年生の女子は、定期接種となっているため公費で無料接種することができます。令和5年4月から、よりカバー率の高いシルガード9も公費接種の対象になりました。同時に14歳までに初回接種することで、これまでの3回から2回の接種で完了できるようになりました。

当院では公費接種の方は基本的にはシルガード9の接種をお勧めしています。1回目、2回目がガーダシルだった方でも、3回目はシルガード9を接種いただけます。

Q7 妊娠を希望しています。妊活前におすすめの検査はありますか?

子宮頸がん検診、経腟超音波検査の一般的な検査のほか、風疹抗体検査、腟培養検査等をセットにしたレディース検診(ブライダルチェック)をご用意しています。乳腺外科と同日での検診も可能です。